2007年12月17日月曜日

すべての薬物を合法化する10の理由

http://www.urban75.com/Drugs/drugten.htmlの翻訳です。


1 現実の問題に取り組む
あまりに長い間、政策決定者たちは、薬物の禁止を、人々を薬物の使用へと導く社会的・経済的ファクターに取り組むことを避けるための煙幕として利用してきた。ほとんどの非合法または合法的な薬物使用は気晴らしのためだ。貧困と絶望が問題ある薬物使用の根本にあり、これらの根本的な原因に取り組むことによってのみわれわれは問題ある使用者の減少を期待できる。

2 犯罪市場の場を除去する

薬物市場は需要先導型であり、数百万人が非合法の薬物を要求している。いくつかの薬物の製造・供給・販売を非合法とすることは、組織犯罪に場所を提供する。利益は数十億ポンドにも上る。合法化は組織犯罪を薬物取引から駆逐し、彼らの収入を欠乏させ、われわれに市場をコントロールすること(処方箋、免許、未成年者への販売に関する法律、広告規制、等)。

3 犯罪を大きく減少させる

非合法薬物の価格は需要により決定され、市場により統制されない。非合法薬物を使用することはとても高価である。これは、いくらかの依存性使用者が資金を手に入れるために窃盗することを意味する。(連合王国における財産犯罪の50%、20億ポンドを占める。)非合法薬物取引に伴う暴力のほとんどはその非合法性に起因する。

合法化は、われわれに市場を統制すること、はるかに安い価格を設定すること、そして使用者に資金準備のために犯罪に訴える必要をなくすことを可能とする。われわれの法律システムは開放され、刑務所人口は劇的に減少し、数十億を節約できるだろう。安い価格のために、タバコ喫煙者は習慣を維持するために盗む必要がない。合法的なタバコ市場にも暴力は関与していない。

4 薬物使用者は多数派である

最近の調査は、15-16歳のほぼ半数が非合法薬物を使用したことがあることを示している。150万人が毎週末にエクスタシーを使用している。若い人々の間では、非合法薬物の使用は普通のこととみなされている。「薬物に対する戦争」を激化することは需要を減少させていない。大麻に関する法律がはるかに軽いオランダでは、薬物使用が欧州でもっとも少ない。

合法化は、薬物使用が普通のことでありまた社会問題であり、刑事問題ではないことを認める。どのようにそれに対処するのかはわれわれすべてにかかっている。

1970年には薬物に関して9000件の有罪判決または警告があり、若者の15%が非合法薬物を使用した。1995年には94000件と45%である。禁止は機能していない。

5 真実の情報と教育へのアクセスを提供する

薬物と薬物使用に関する富んだ偽情報が、神話を言いふらす無知で先入観を持った政策決定者たちとメディアたちにより、彼ら自信の目的のために、われわれに与えられている。これは薬物使用に伴ってリスクと危険を作り出している。

合法化は、われわれに公開で正直で真実の情報を使用者と非使用者に対して彼らが薬物を使用するか否か、いかに使用するかについて決定することを助けることを助けるだろう。われわれは現在非合法の薬物に関して再びその使用と効果―肯定的であれ否定的であれ―を調査することができるだろう。

6 薬物使用をより安全に

禁止は薬物使用者を非難と除外とに導いてきた。強い禁止政策を持つ国は注射使用者の間でHIV感染率がとても高い。連合王国でのC型肝炎の感染者は大いに増えている。

連合王国では若者たちに対し80年代に清潔な注射針供給と安全なセックス教育が、HIVの危険に対してなされた。害を減少させる政策は禁止法と直接の反対関係にある。

7 われわれの権利と責任の復活

禁止は不必要に法律尊重的な人々を犯罪化する。それは政策決定者から薬物配布の責任を逃れさせ、それを統制されない、しばしば暴力的な売人に渡す。

合法化はわれわれが、考え感じる方法を変えるため責任ある方法で薬物を使う権利を再興する。それは傷つけられやすい者たちを適切に保護するためにコントロールと規則を可能にする。

8 人種と薬物

黒人は白人より薬物使用の罪で投獄される可能性が10倍高い。薬物違反の逮捕は悪名高く自由裁量であり簡単に特定のエスニック・グループを標的とすることを許す。禁止は黒人に対するステレオタイプを促進する。

合法化は黒人を不公平に刑事法システムに導く法律を廃止する。それは黒人の薬物使用者の刑務所における超過を正す。

9 グローバルな含意

非合法薬物の取引はすべての世界貿易の8%を占める(年間3000億ポンド)。すべての国は薬物カルテルの汚職的な影響の下に運営されている。禁止は先進国が生産国に対し薬物コントロール計画の名の下に大きな力をふるうことを可能にしている。

合法化は、失われた歳出を合法的な課税された経済に戻し、いくらかのハイレベルな汚職をなくす。それはまた、外国による生産国に対する政治的介入の方法をなくす。

10 禁止は機能していない

禁止が成功しているという証拠はない。われわれ自身に問いかけなければならないのは、「薬物を禁止することでどのような利益が得られるか?」という問いである。もし、入手可能なすべての証拠を検討した後で、われわれが利益よりコストが上回っていることを発見したならば、別の政策を追求しなければならない。

合法化は万能薬ではないが、薬物使用に伴う多くの問題(禁止によって作り出された問題を含む)に取り組むことが出来る。今や効果的で実際的な薬物政策に取り組むべき時である。

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